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作品タイトル:~SMI~ Seiryu Makes Impression
日時: 2005/03/16 17:49
名前: 青龍  [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak-hosi.gif

【作品の紹介】

えーと用は青龍の一話完結小説集です
それに当たってなーに偉そうなタイトル書いてるんだかオレw
意味は青龍が作る感動・・・

できる範囲で頑張ります・・・

英語がおかしかったのでタイトル変更、すいませんでした・・・

更新状況

1:「0.64」─完成
2:「あなたに・・・」─完成(タイトル変更)
3:「友情」─予定、タイトル変更の可能性あり

メンテ
Page: [1]

ファイルNo.1
日時: 2005/03/15 19:31 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak43-3.gif

0.64





オレは今甲子園のマウンドに立っている


昔にはないほど、オレは興奮していた

これからあるであろう血の沸くような対決をすごく楽しみにしている自分がいた

とても、とても不思議な感じが全身を襲った

落ちつこうと、深呼吸をした

夏の熱気に額に汗がにじんだ



球審から試合開始の合図が発せられ、試合開始のサイレンが鳴り響く

その音にオレの胸はさらに高鳴った

すぐに投げたい、オレの力を全国レベルに通じるのか試してみたい

その思いをオレは親友のミットにぶつけることにした



初球、サインはストレート

オレは全力で投げ込んだ

後のことを考えてのペース配分は必要だが、初球だけは思いっきり投げた

ストライク、ど真ん中だったが打たれる気はしなかった

それほど気持ちよく投げられた

タマも走っている、いける、勝てる



その後オレはポンポンと三者連続三振に仕留めることができた

フォークのキレは今までないくらいで、バウンドする球でも空振りを取れた

最高のコンディションだった、後はこっちの得点だが・・・



向こうの投手も調子は悪くなかった

なにより奴はすでにドラフトの指名が内定している

そうやすやすと点が取れるものではない

オレが打席に立ったときなんかホント、腰が浮かされるほどすごいシンカーだった

あんな変化球が投げれたら・・・そんな気もしたがすぐにごみ箱に捨てた

オレにだって、ここまで来れた速球がついてるんだ、弱気になるな





予想通り投手戦になった



無論引かない、引いてたまるか

オレの速球を食らえ、打てるものなら打ってみろ!



それからというものスコアボードには延々とゼロ、ゼロ、ゼロ

ヒットすらゼロ!いい加減どっちもいいから打てや!



ってそう言うわけにいかない

最初にヒット打たれたほうから崩れる、そんな気がした





気付いたら、息が切れていた

予想以上にオレの体力は削られていた

暑さ?それともプレッシャー?



9回を終わって延長戦になった

もうどこかに寝っころがりたかった

疲れた、本当に

ここまで疲れたのは去年の夏合宿以来だろうか

ベンチに大またを開いて天を仰いで座っていた



チームメイトの労いの声が聞こえたが「おう」と返事をするのがやっとだった

アイツラだって辛いだろうに、点を取れないことが悔しいだろうに

言葉にできない分、ピッチングで応えようと思った



14回、まだ全部0

少しづつ苛立ちを感じていた

チームメイトにではなく、向こうの投手にだ

辛いでしょ?良く分かりますよ、オレも辛いですもん

もうプロ決まってんだからもういいじゃないですか、と



ストレートが高めに浮いた

サードベース上あたり、取れない球じゃない・・・練習だったら

抜けていった、ついでに、オレの気も

そのままボールはレフト方向を転々としていた

ランナーは既にセカンドを蹴っている・・・やっと追いついた

しかしえらく速い、三塁をも回ってしまった

クロスプレーになる、接触し、砂埃が舞う



次の瞬間球審の手は親指以外を握り、真っ直ぐ上に上げた

アウトだった、オレはとりあえずホッとした

だがもうほとんどスッカラカンだった、もう投げられない、腕が上がらない

そんなことを考えていたら親友は立ち上がってこない

オレは走り寄った、疲れた体に鞭打って思いっきり走った

頭から血が出ていた、オレは叫んだ

「担架!早く!!」
親友はオレの方を向くと言った
「ワリィな・・・」



俺達の夏が終わりを告げた

THE END









メンテ
ファイルNo.2
日時: 2005/03/15 19:30 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak8.gif

そっと目を閉じた
夢にまで見たこの日を
あの日味わった屈辱を
思い出すように・・・
そっと、目を閉じた

日本ミドル級タイトルマッチ

普通は客も大してこないようなチンケなメインイベント
それでも、オレにとって
日本一になれるか否かの
そして、自分の強さを確かめる
大事な試合である

松脂を、いつもより多めにつけた
残っている不安感を必死に踏みつけるように
そして階段を上がってロープを飛び越え
リングに上がった




今ではもう廃れてしまった感のボクシング

しかしオレはそれに魅せられた

魅せつけておいて、そっぽを向いた無責任な奴は

今オレの前に立っている

そして、そいつ最後のタイトルマッチをオレが相手をすることになった
















「その程度でオレに喧嘩売るたぁなぁ!!」

血は、なれていた

学ランはもう何人もの返り血がかかっている

ムシャクシャしていた

・・・全てに

親もセンコーも・・・この世界さえも

「もう勘弁してくれよぉ・・・」

「ケッ、つまんねぇなぁ」

倒れて、ぐしゃぐしゃになった顔面に蹴りをくれてやった

失神したのを見計らってオレはその場を後にしようとした

その時だった、アイツが声をかけてきやがったのは

「おぉ!ざまーねーなこりゃ、泡吹いてやがる」

「なんだテメエは!!見せモンじゃねーぞ!!!」

むかついてオレはそいつのムナグラを掴んだ

奴は両手を上げながらも全くビビる様子を見せなかった

「オレッっすか?オレはそいつに喧嘩申し込まれてねェ来てみたら・・・ってワケッすよ」

「ハッ、残念だったな!そいつはもうのしちまったよ!!」

「そーみたいっすねぇ、オレも闘うつもりで着たのになぁ、残念」

そういうと奴は掴んだ手を払った

「まっ、倒す手間が省けたってことで、オレは失礼しますよ」

「まてや」

奴は歩き始めたその歩みを止めるとこちらへ振り向いた

「なんすか?まだ用あるんすか?」

「オマエ・・・コイツより強いのか?」

飢えていた

強さに

そして強い男を破り、自分が強いと実感できる

喧嘩

それが生きがいだった

「もちろん」

奴は聞くと即答した

さらにニヤリと笑みを浮かべた

「・・・・もちろん、あんたよりも・・・ね」

「上等じゃねェか、来いや」

コイツが強いというのは見た瞬間に分かった

だからこそ興味を持った

闘いたかった

ザコには・・・用は無かった

オレは手招きをして挑発した

「てめぇが来い、指図される覚えはねぇ」

「ケッ、クチだけは一人前だな!!」

オレは真っ直ぐそいつへ向かっていった






気がついたころには、すでに暗くなっていた

立とうとした

・・・立てなかった

足が言うことを聞かない

膝は、オレの醜態を罵るかのように笑っている

オレは壁を殴った

悔しさ

それがオレの感情を支配した

プライドは粉々に崩れ落ち

血の滴る拳の痛みよりずっと大きいそれを感じた

オレは思いっきり叫んだ

怒り、哀しみ、嘆き

全てを込めて叫んだ

そして啼いた






「ワンツー!ダックしてボディ!!そう!」

ここはボクシングジム

人を殴り倒すという暴力的かつ単純な勝利条件を満たすため

日々繊細で高等な技術を磨くところである

「おっし五分休憩!遅刻分あと五セットやったらアがりだ」

「うっす」

彼は肩で息をしながら床にもたれた


「オマエ何やってたんだ?まさか喧嘩じゃないだろうな?」

「え?えーっと・・・その・・・」

「バカタレモンがぁ!!!」

怒声はジム全体を響き辺りは静寂につつまれた

「だって逃げるわけにいかないでしょ?」

彼は焦りながらいざ殴りかからんとしている手を静止するように手を前に出している

「ま・さ・か拳は使ってないよな?」

「まさか!使うわけ無いじゃないですか!!」


するとジムのドアが一気に開いた










探しまわった

途中で喧嘩を売ってきた奴からバットを奪い取った

シロウトじゃないのは一目瞭然だ

このド田舎にはシケたジムしかない

行って見るとビンゴ、必死こいて練習してる奴の姿が見えた

オレは一気にドアを開けた

「借りを返しにきたぞオラァ!!」

「・・・あいつだ」

おれはそいつを見つけると向かっていった

「さっきのでわかったっしょう?アンタには勝てないっすよ?」

「んだとコラ!!」

分かっていた

勝てないのは

それでも・・・

それでも、ここで逃げたら

今までのオレがバカみたいで・・・どうしても

引けなかった


「本気・・・出してほしいっすか?」

「あ?」

意外の一言だった

奴はボクシンググローブとヘットギア

モチロンその時はそれが何なのか、使い方すら分からなかったけど・・・

それを持つとこっちへ投げてきた


「リング借りていいですか?スパー・・・したいんですけど」

「・・・いいだろう、そうでもしてやらないと帰りそうに無いしな」


オレは何が起こったのか分からずに

オレはとりあえず貰ったものをそのまま投げ捨てた

「なぁんだこれは!オレはてめぇを倒しに来たんだ!!」

「あ、うん・・・でもオレボクサーだから喧嘩で殴れないんだよね」

何も言えなくなった

つまりオレは・・・ボクサーのアイツに、拳を使わすこともできずに何時間も失神させられたのだ

・・・正直ショックだった


「リングの上ならオレは拳を使える・・・逃げるのか?俺の本気・・・怖いん?」

「・・・・上等じゃねぇか!!」

オレはグローブをつけた

グローブは良かったがオレはヘッドギアのつけ方が分からなかった

手にとっておろおろしてると横にいたおっさんが手を出してきた

「貸してみな・・・つけてやる」

「さわるな!!」

オレはそのおっさんを思いっきり押した

普通なら吹っ飛んで頭を打つような強さだったがそのおっさんはよろけただけだった

「じゃあ、自分でつけるか?」

「・・・ちっ」

オレはそのおっさんにヘッドギアを投げ渡した

「はいOK、まっせいぜいやられて来るんだな」

「うるせぇおっさんだな!!」

オレはそのおっさんのムナグラを掴んだ

「早くしてくれるかなぁ?オレも暇じゃないんですけど?」

奴はコーナーポストにもたれかかれながら見下すように言った

当然腹が立ったオレはリングに一気に上って襲いかかった

「うぉっ、いきなりかよ」

奴は最初の一発はガードしたものの次からは容赦なく避けてきた

「パンチだけじゃ無理にきまってんだろうが」

当たらなかった

当たり前といえば当たり前だが

正直、ここまで避けられるとは思ってもみなかった

悔しかったが・・・蹴りも混ぜることにした

「まっそれでも無理だがな」

蹴りを出そうとしたら一瞬目の前が真っ暗になって

次の瞬間にはもう目の前には奴はいなかった

「もっとこいよ、遊ぼうぜ」

「くそったれがぁ!!」

そして、しばらく頑張ったが

オレは失神させられた

起きたときには奴はもういなくてさっきのおっさんがいた

「悔しいか?」

オレは泣いた

悔しかった

それだけだった

復讐とか、そんなんじゃなくて

単純に・・・

くやしかった

するとそのおっさんが何かをメモに書き始めた

「ここへ行ってみろ、その気持ちを貫け、そしてスポットライトの下でアイツを倒しに来い」

オレは黙って頷いた



今考えるとそいつ等に会わなければこんなことになってなかっただろう

感謝の一言だ

でも、それもこれもみんな・・・今日のため

そう、今日のためにオレは一生懸命、練習してきました

あなたに勝つために、精一杯努力してきました

これからオレの全てを見せます

全身全霊をもってぶつかっていきます

どうですか?オレは

あなたに・・・

辿りつけましたか?


The End














メンテ

Page: [1]

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