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作品タイトル:INVOKE
日時: 2005/03/30 23:24
名前: 青龍  [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak12.gif





ノベコンに出すかは未定ですが・・・

日記でも言った3話完結の短編作品です

INVOKE

その言葉にある4つの意味の全てをこの小説に込めました

では、見てください



メンテ
Page: [1]

ファイルNo.1
日時: 2005/03/30 23:31 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak2-14.gif

ある部屋の一室

そこにあるベッドには青年が寝ている

彼は月野輝

この場所で研究者として

また戦いにおいても優秀な成績を収めている

特務隊のエースである

そしてその部屋のドアが開くと

怪しげな男が入ってきた

手には注射器を持っている

「君にも実験に協力してもらおう」

そういうと彼はその注射器を寝ている輝の腕に刺した

すると一瞬目を開き彼を睨んだが

すぐに虚ろな眼差しになった

「なぁに、なにも怖がることはない・・・むしろこれを誇りに思うんだな」

彼はそのまま眠ってしまった青年をしばらくみつめていると

ドアが開き またも怪しげな2人組みの男が入ってきた

「運んでおけ、こいつはいい材料になる・・・大切にな」

「ハッ」

すると彼らは持っていた担架に青年を乗せると急いで戻っていった

そして男は不敵に笑みを浮かべた







「あー、もう!何やってんだかあのバカは!!」


ここはある特務隊の一室

そして彼女は綾崎奈美、若干23才そして女性ながらこの隊の隊長をつとめている

奈美は不通の電話を机にほっぽり投げるとため息をついた

薬指には結婚指輪がきらりと光っている

「まーた始まったよ、いつものことだろ?連絡がないのは」

「いつもは三日経てば必ず連絡をよこして来た!大体今日は呼び出しもかからないんだぞ!!」

「はいはい、そんなに夫が心配なら任務が終わってから行ってみたら如何ですか?」

そして彼は新田義隆、この隊の副隊長で主に確保の際の格闘が仕事である

新田は皮肉を込めて言うと、コーヒーを啜った

「そ、そういうわけではないが・・・ふん!あんなやつ勝手にしろ!!」

「素直じゃないなぁ、さあてお仕事お仕事っと」

彼は机のノートパソコンからメールフォルダを立ち上げた

そして通達された任務に目を通している

「なるほど、変な科学者が違法な実験をしているって通報があったから捕まえろってさ・・・うへぇ、人体実験だって」

「何だと!?人を実験材料にしてるのか!!」

「まーまー落ち着いて、スマイルスマイル」

言って新田は再びコーヒーをすすった

「決行は明朝10時、まずは視察だが状況によってはその日のうちに再攻撃をかけろ、だそうだ」

「やることが早くていいなぁ、ここの仕事は!やっぱ俺に合ってる」

そういうと彼女は笑顔を見せると椅子から立ち上がった

「そういうことなら俺はもう寝るぞ!明日に備える!!お前も早く寝ろよ!!」

そういうと有無を言わさず出て行った

「・・・元気だねぇ、でもまだ8時なんだけど」

そして新田はコーヒーを啜り、パソコンで作戦を練り始めた





「て・・・てめぇ!!なんの真似だこれは!!」

輝は手足を縛られ壁に貼り付けられている

無論目隠しもされていて、舌を噛まないようにタオルを咥えさせられているため

言葉もすこし聞き取りづらい感じがあった

「やはり、君はいいよ」

そういうと男は謎の機械を置くから引っ張り出してきた

「さて、自己紹介がまだだったな・・私は笹沼仁、君と同じようにここで研究をしている者だよ」

「それで!?その笹沼さんとやらが一体俺に何のようだ!!」

すると笹沼は彼の上着を破ると装置をつけ始めた

「なぁに、実験だよ・・・私にはもう合法のなかで調べたいモノが無くなってしまってね」

「くそっ、この変態が!!」

すると笹沼は意外そうな表情を浮かべるとすぐに笑みを浮かべた

「君なら分かると思うがねぇ、人の持つ数多の可能性・・・それに興味をもつのを変態というのかい?」

「こういう無理やりってのは、いい趣味たぁ言えねぇんじゃねえか!?」

「なるほど」

笹沼は納得しながらも装置をつけるのをやめようとはしなかった

「まあ、君になんと言われようが私は構わない・・・よし、取付完了だ」

そういうと笹沼は大きな装置の下へ歩み始めた

「なにが望みだ!!俺の何を調べようとしてる!!」

「全てさ・・・まして君は気が強い・・・面白くなりそうだな」

すると笹沼は装置についているボタンを押した

そしてその場に輝の悲鳴がこだました



「くぁー、よく寝た」

「はいはい、暢気でいいねぇ全く」

特務隊の集合所は

任務がある時のみ宿泊もできるようになっている

そこで一泊した彼ら二人はリビングにいた

どうやらたった今奈美が起きてきたようだ

「お前まだパソコンいじってんのか?ちゃんと寝たんだろうなぁ?」

「3時間ぐらいかな・・・アンタみたいに神経図太くないんでね、任務前に11時間も眠れないっての」

「へっ、すごいだろ?」

奈美が椅子に座ると新田が紙を前に出した

「今日の予定、9時出発に変更・・・んーあと、お前にとってはまあ、悪いニュースだ」

「ん?何だ悪いニュースって」

新田はふぅとため息をついた

「そこに最近連れ去られたやつの顔を見たってのがいるんだが・・・それが」

「なぁんだ、かえってどんなやつが狙われてるか分かっていいんじゃないのか?」

「いや、どうもその連れ去られた奴が輝って噂なんだ」

「な、なんだと!?」

奈美は机を叩いて立ち上がった

「まーそう興奮すんなって」

「う・・・あぁ、すまない」

彼女は動揺しながら座ると何か考え始めた

「とにかく、どちらにせよ出発は9時だ・・・それまでにこの作戦に目ぇ通しとけ」

「し、しかし・・・」

「甘えるなよ」

新田は突然相手を威嚇するような目をしながら奈美をにらみつけた

「夫だから動揺するのは仕方ないとは思う、だがどんな事件であれ差別してはいけない」

「あ・・・あぁ」

「時間は9時だ、早く助けに行きたいのは俺も同じだ・・・だが失敗は許されない、だからこそ予定通りに、慎重にことを運ばせる」

「・・・そうだな、すまない・・・確実に、絶対に助けなきゃダメなのには誰であれ変わりはないもんな」

その言葉を聞くと新田は表情を和らげた

「あぁ、ただ隊員が3名しかいないから、お前にも行ってもらう・・・今回の鍵もお前だ」

「分かった・・・」

そういうと奈美は渡された紙を持って部屋を後にした

「ちっ、厄介だな」

「そうみたいですねぇ」

すると別の方のドアが開いて男が入ってきた

「今日、この任務からこっちの配属になる小田翔です」

「そうか・・・お前エリートらしいじゃないか、期待してるぞ」

小田は頭をかきながら

「ありがとうございます」

と言った


「俺は副隊の新田だ、宜しく」

「宜しくお願いします・・・けど、3人だけでできるんですか?こんな大仕事」

新田は奥からコーヒーを持ってくると椅子に座った

そして彼に作戦を説明し始めた




「輝・・・月野輝・・・起きろ」

輝は繋がれたままの状態で起床を命じられた

おそらく一晩中続いたであろう笹沼の言う“実験”の影響でいくつもの傷を負っていた

「お前には私の護衛を任せる・・・抜かりの無いようにな」

「はい・・・畏まりました・・・」

輝はまるで精気を吸い取られたかのように虚ろな表情を浮かべている

その表情を見ながら“実験”の成功を感じ取った笹沼はにやりと笑みを浮かべた



メンテ
ファイルNo.2
日時: 2005/03/31 15:01 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak33.gif

「よし!それじゃあ作戦通り、まずは下見のみだ!絶対に見つからないように」

「うぃーっす」

特務隊の三人は屋敷の門のそとまで来ていた

奈美の号令の直後翔が10mはあろうかという門を軽々飛び越えると

続いて二人も飛び越えて中へ向かった

「ひゅぅ、やるなああのルーキー」

奈美は驚きの表情を浮かべながらも

同じく余裕で門を飛びぬけた

そしてその言葉に新田は答えた

「総合成績A+で卒業だってさ、正真正銘のエリートだ」

翔は扉の鍵をわずか数十秒で開けると左にそれ、中を覗き込むと

後ろの二人に手で安全の合図を送った

翔は時々ある罠なども簡単に掻い潜り

どんどんと先へ進んでいった

すると突然止まるとあるドアに耳を当てた

二人も急いで元へと向おうとするが

すぐに安全と考えたかドアを開け、中に入っていった

「近いみたいだな、注意しろよ新田」

「了解」

二人は小声で会話をしながら

なんとか翔のペースについて行った

すると下に4〜5筒抜けになっている場所の一番上の階に着くと

下からピアノの音が聞こえた

二人は下に感ずかれないように

体勢を低くして翔の傍へ向かった

すると翔がこちらを向くと小声で状況を説明し始めた

「どうやらココが最上階のようです、普通に行くよりココから下に飛び降りたほうが無難かと・・・」

「ああ、ありがとう・・・どうする?このまま攻め込むか?」

新田は奈美にどうするかを聞いた

奈美は下の様子を伺っているようだ

「ひ・・・輝!?」

「誰だ!!」

奈美の声に反応して下の階から怒号が聞こえた

「今から同じルートで戻るのは不可能です、下に下りるしか・・・」

「しゃぁねぇ、飛ぶぞ!!」

「す、すまない!!つい・・・」

すると翔はすぐにそこから飛び降りると肩に背負った刀で応戦を始めた

「んなもん後で聞く!!さっさと行くぞ馬鹿!!」

そういうと新田も飛び降りた

刃が人を切り裂く音と悲鳴が木魂し、哀しい殺戮の唄を奏で始めた

「くっそぉ!!」

奈美も意を決して飛び降りると

そこには何人もの人間が首や手首を切られた状態で倒れている

彼女は真っ先にピアノを見るとそこには

もう誰もいなかった

「さっきの奴はあっちへ逃げた!」

翔は戦いながらドアを指差した

「分かった・・・俺が行く!!」

「ここは俺らに任せろ!!」

新田はそういうとすぐに戦闘モードに戻った

彼はほとんど動かずに

翔はそのスピードを思い切り使って

相手を圧倒している

「ありがとう、任せた!!」

奈美は扉へ急いだ

すると扉にものすごい勢いで爆音が轟くと一気に音を立てて壊れた

新田が持ってきたロケットランチャーで破壊したようだ

新田はそれを投げてさらに相手を攻撃すると刀に持ち替えた

奈美はそのまま扉の残った部分を飛んでよけると奥へ進んでいった

「くそ・・・輝の野郎ぉ・・・」

奈美はさらにペースを上げた

すると半開きになったドアが見えてきた

彼女は止まると半開きになってないほうのドアから中をのぞいた

「入りたまえ・・・いまさら様子見も糞もなかろう」

「お前か!!お前が輝を!!」

中に入るとそこには刀を持った輝の姿があった

「ああ、だがもうお前の知っている月野輝はここにはいないよ・・・すでに私の駒だ」

「なにを馬鹿なことを!!輝!おい!!」

輝は俯いていた頭を上げ、奈美の方を向くとそちらに刀を構えた

「なっ・・・輝!?」

「ハッハッハ!言ったろう?彼はもう俺の言いなりだ、と・・・ZX−320、奴を殺せ」

「了解・・・」

輝は淡々とした調子で言うと一気に奈美に襲いかかった

「バッ、バカ!!おい!!」

奈美は斬撃の全てを刀で抑えたが

攻撃することはできなかった

「黙れ・・・お前を殺す・・・」

「ひか・・」

奈美は間合いを取ると剣を構えなおした

そして瞳から涙が溢れた

「だから言っただろう!?実に面白い物だ!人を操るということは!!」

「バカ・・・バッカヤロー!!!」


輝はその言葉を聞いた途端に頭を抑えると

そのまま倒れこみ喘ぎ始めた

彼の意識の中には2年前の出来事が戻ってきていた




「バッカヤロー!!」

「そー怒るなって」

「うるさい!!4日だぞ?4日!!そんなに人に連絡もよこさないでおいて!!」

「まぁ落ち着いてくださいな、最後の日は買い物しててね」

そういうとカバンから箱を取り出すと奈美に投げ渡した

「やるよ、空けてみろよ」

「こ・・・この箱って・・・おい!指輪じゃないのか!?どういうつもりだ!!」

輝は笑いながら奈美に近づいていった

「ふっ、お気に召すかな?せっかくなんで誕生石をってしてたら・・・何とまぁお前三月生まれってね」

奈美は箱を空けると中からダイヤモンドのきらきら光る指輪が入っていた

「まーったく、よりにもよってダイヤとはねぇ・・・」

「これ・・・いくらしたんだ!?おい!・・・っていうか・・・・」

「普通値段って聞くかね?」

そういうと輝は耳元に顔を近づけるとボソッと何かをつぶやいた

「さ、300万!?なに考えてんだお前!!」

「そうそう」

彼はまたカバンから別の指輪を取り出した

「これ、この前お前が風呂入るとき借りたよ」

「ひっ・・・一言言ってくれれば・・・その・・」

「それじゃあびっくりさせられないでしょ?」

輝は一歩下がると奈美の照れて逸らした視線の中に入っていった

「で?お返事は?」

「・・・はい・・・・」



そして彼は目覚めた

虚ろだったその目には光が戻っていった

「お・・・俺は?」

「輝!」

すると笹沼は輝の持っていた剣を奪い取った

「失敗か」

そういうと彼はその切っ先を輝の首に向けた

「き・・・汚いぞ!」

「そうだな」

意外な事に笹沼の刀を握るその手はぶるぶると震えていた

するとその切っ先を自らに向けた

「何をする気だ!!この期に及んで!!」

「さてな、久しぶりに見たよ心配の表情を」

彼は一人になっていた

昔はある大きな大学で合法の実験に精を出していたが

ある日

実験に失敗した彼らは全てを笹沼に押し付けて逃げた

それから彼は警察から逃げ

そして新たな場所で実験を行っていた

仲間だと思っていた

そいつに裏切られた彼は傷心のまま

仲間を欲して

ついに人体の精神改造に手を染めてしまった

今となっては歪んでしまったが

初めはただ

友達が欲しかった

たったそれだけの理由だった

そして最期に前とは違う

優しい笑みを浮かべると一言こうつぶやいた

「いまさら私に言えることでもないが、私にも、そんな仲間が欲しかったよ」

そして彼は自らの身体を血に染め果てた



メンテ
ファイルNo.3
日時: 2005/03/30 22:43 [フォントカラー/背景色:/]
背景画像: bak1.gif

「バッカヤロォ!!」

「だぁから落ち着けって」

彼らはその建物の強襲に成功して

今は帰り道である

「心配したし・・・したしなぁ!!」

「はいはい、悪かったよ」

奈美は輝に飛びつくと大声で喚き始めた

その目からは先ほどから涙がとめどなく流れている

それを見ていた新田は気をつかってか

「翔、奢ってやるから付き合え」

と翔と共にこの場から外れようとした

「お、さすが太っ腹ぁ」

「悪いな、気ぃ使わせてるみたいで」

輝の言葉を聞いて新田はふっと笑った

「何の話だ?お前らは今回の任務で邪魔だったからな、頑張った翔にだけ奢るってだけだ」

「けっ、素直でねぇの」

新田は翔と肩を組んでとすぐに背を向けた

「今日はプゥァーッといくぞぉ!!」

「どこまでも着いていきますよぉ!!」

そして彼らの背中が見えなくなってから

輝は奈美の顔を見た

「悪かった、心配かけたし・・・お前に刃を向けちまったらしいしな」

「本当にあの時はビックリしたんだぞ!!ばかやろう・・・」

「すまなかった・・・」

そして彼は彼女を抱きしめた

もう大丈夫

俺も

お前も

そんな気持ちを込めて

「輝・・・」

「しっかしお前に名前呼ばれても無視だったのに馬鹿野郎で目覚めるとはねぇ」

「なっ、このムードで言う言葉かそれが!!」

輝は奈美の首に左腕を絡めると赤く染まった頬にそっと触れた

「でもそういうところがお前なんだ・・・他の女に無い、な」

「なっ・・・ばか・・・」

そして二人はキスをした

何度も、何度も

「好きだぜ、お前のこと」

「おれっ・・・わ、私・・・も」

「ぷっ」

それを聞いた輝は急に噴出すと

一気に笑い始めた

「わ、笑うなこの馬鹿!!」

「だって・・・似合わねっダメだ笑っちまう、くくっ」

「こんの野郎!!」




「オラァ!飲め飲め飲めぃ!!」

「良い飲みっぷりだねぇ兄ちゃん!!」

居酒屋

ここで彼女のいない男たちによって

飲み会が開かれていた

「あの兄ちゃん失恋かい?なんか凄まじいぞ」

「うーん、今日ちょっと大仕事があったんすけどね、その時ちょっとあって隊長さんが既婚なんだけどいちゃつき始めちゃって」

「あー孤独感かぁ、可哀想に・・・」

新田は他の客と意気投合して飲み荒らしている

翔はその中でもチビチビとしっかり飲んでいる

彼もなかなか飲める口のようだ

「あれ、つれて帰るの大変だぞぉ?タクシーに乗っけて逃げるんだな」

「はーい」

彼はそういうと何気に高い日本酒を飲み干した

「おい翔!!」

「はい?ってわっ!」

新田に呼ばれてそっち振り向くと鳴り響く携帯電話を投げつけてきた

それを翔は何とかキャッチした

「出ろ!奴からだ」

「へーい」

見ると着信先はバカ野郎隊長と表示されている

「ぷっ・・・さっき言ってた隊長さんです」

「ほぅ」

翔は立ち上がりレジの人に断ったあと外に出ると

携帯を開き通話ボタンを押した

「うぃーっす」

「お?その声は翔か?」

出たのはそのバカ野郎隊長殿で

もう持ち前の明るさが戻っていた

「今どこにいるんだ?俺たちも合流しようと思うんだけど」

「そっちこそ今はホテルですかぁ?」

すると見る見る内に奈美の顔が真っ赤に染まると

肩を振るわせ怒りをあらわにした

「な、な、な、な、な、何を言ってるんだこのバカヤロォ!!」

得意のバカ野郎という言葉を聞いて翔は腹を抱えて笑った

「わ、笑うなこのバカ!」

「隊長さん?だいぶ部下になめられてるみたいですねぇ」

輝は電話に向かってすごい調子で憤怒している奈美を見て

ちょっかいを出した

「な、なめられてる訳じゃないぞ!・・・酔ってるんだ、多分!」

「はいはい、ちょっと代わってみそ?」

輝は電話を取り上げるとすぐに耳に当てた

「月野だ、さっきは世話になったな」

「げっ!輝さん」

翔は説教をかまされると考えて少しおびえた調子になった

「ハハッ、だがもう結婚二年目だからなぁ、もう俺らぁホテルなんざ行かないぞ?」

「あーっそっかぁ、ハズしたかぁ」

奈美は輝の予想外の発言に驚くと同時に顔がまた真っ赤になった

「なっ!?何の話をしてるんだお前は!!」

奈美は輝の頬をつねりながら逆に輝に説教を始めた

「そういうことを部下に言うとだな!教育上なぁ!!」

「んで、どこで飲んでんの?うーん恋歌、ってとこだろ?当たり?」

「あ、はい、そうです恋の歌で恋歌ってとこですね、大正解」

翔は全く動じる様子も無く奈美をシカトすると電話に受け答えを続けた

「聞けぇ!!」

「あー隣がうるさいから一旦切るぞ、20分ぐらいで着くから」

「了解、隊長の声全部聞こえてますよ」

「ハハッそれじゃあな」

輝は電話を切ると隣で未だに頬をつねり続けている手を軽く払った

「ほら行くぞ、恋歌だってよ」

「え?って待てコラ!!」

輝は途端に一気に走り出した

それを奈美は必死で追いかけた

怒りの中に輝の戻った本当の幸せを感じながら


THE END
メンテ

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